一年前の今日、東日本大震災により、多くの尊い命が失われ、
今もなお、行方不明の方々もいらっしゃいます。
大切なご家族、ご友人が、ある日、突然いなくなってしまい、
ぽかんと空いた心の空白を埋められないまま、この一年を過ごされた方々、
思い出が一杯詰まったご自宅を津波に持って行かれてしまった方々、
避難を余儀なくされ、故郷を遠くに思いながら日々を送られている方々。
その方々を悲しみや苦しみから救う方法などは容易に見つかるものではありません。
けれども、決して諦めなければ、どんな苦しみや悲しみの中にも、
小さな、とても小さな光や希望を見つけることはできるのではないかと思います。
震災によって知った日本の絆、近所の人達との助け合いの心、
見知らぬ人にもらった暖かい励まし、各国から寄せられた援助、
普段は喧嘩をしていた家族や友人の愛おしさへの気づき。
占いの道を歩み20年以上が経ち、 多くの人生や生き方を拝見させていただきました。
外から見れば成功者である方も、美しく華麗な生活を送る貴婦人も、
人生のある地点では、躓いたり、苦しんだりを経験されているということ。
しかし、絶望せず、もう一度立ち上がることを選んだ方には、
必ずチャンスが訪れるのだということを見て参りました。
ピンチはチャンス、そして、すべてのネガティブな出来事には、
必ず、ポジティブな要素が潜んでいます。
神様が悪戯のように隠したそのポジティブな要素を、
どうか探求し、見つけてください。 それが、輝く未来への鍵なのです。
悩み、苦しむ時、未来は絶望的で、明日は来ないのではないかと思う。
けれど、明日というものは来るのです。
自分を信じられなくなる時というのは、誰にでもあることです。
そんな時、私はタロットカードと向き合います。
どんな暗闇の中でも、タロットカードは、 いつも一筋の光を導き出してくれるのです。
どんなに倒れそうな時にでも、質問者を励まし、 牽引してくれる知恵を与えてくれるのです。
何かが起こる時、そこには必ず理由があると思います。
身に降りかかった突然の事故、喪失、悲しみ、苦しみ、
最初は誰でもパニックになり受け入れることができません。
その時には、泣きたいだけ泣き、叫びたいだけ叫べば良いのです。
けれど、少し落ち着つくことができたのなら、次ぎは、
冷静に、何が起こっているのか、そして、 どうしてそれが起こったのか、
をよく考えてみることです。 そこには必ず答えがあるはずです。
人生は厳しいものです。
どんなに幸せでラッキーな人生を送る人も、
少なくとも、愛する人との別れという辛さは経験するのです。
大切なのは、悲しみや辛さを乗り越えて行く力と知恵をもつことです。
悲しみの中、自分は一人だと思い込んでしまいます。
けれども、心の扉を開き、助けを求めて行けば、必ず助けてくれる人はいるものです。
誰もいないというのならば、
どうぞ貴方の潜在意識の中の深い湖へと 潜って行ってみてください。
その湖の底には、あなたのことを誰よりも理解してくれる、
本当の貴方、貴方の核である存在が両手を広げて、
そのままの貴方を迎えてくれるはずです。
東日本大震災から一年が経った今日、私は心から祈ります。
皆様と、この美しい日本の未来が輝くものとなりますように。
そして、生きたくとも生きられなかった人々の分まで、
私達は、命を全うし、精一杯生きて行くことができますようにと。
So mote it be…. Lunar & your friends at the Moon Temple.